アンテナの短縮方法の研究
周波数は7MHz
DP(ダイポール)アンテナでの研究とする。
給電部高さ7m IMPマッチは完全にアンテナ直下で行い。
エレメントは周波数(7.15)に完全同調させる事とする。
(SWRをチューナーで下げたりしない。)
エレメントの材質
銅線 0.8mmφ と アルミパイプ 10mmφを比較した。
ゲインは FULL = 7.11dbi
50%= 6.81dbi (コイル、キャパ計算値は同等)
以下VSWR特性
ハットの大きさは1.4m×4 (対角線2m) 3mmφアルミパイプ+
外周0.3mmステンレス針金 IMPマッチングはヘヤピン
アルミパイプ 10mmφ
IMP=38Ω
IMP=9.6Ω
IMP=48Ω
end
3種の方法、コイル、キャプハット、リニアがあるが、リニアはコイルと同等で実験の結果、帯域幅は
広くでき無いが、雨天の変化量は少なかった。
短縮率、帯域幅、雨天の変化量を相互的に評価すると、キャップハットが優れている。
ハットは雨天の周波数変化はほとんど無く良好であった。
50%以上の短縮にもかかわらずチューナーなしで、150kHzは確保できる。
以下にシュミレーションした資料を掲載してあるが、コイル短縮は数台制作したが、計算結果に
ほぼ準じた。キャップハットの帯域は計算値より実機の方が良好であったが、これは同軸の
損失によるものと思われる。
実機の詳細はここへ
参考意見
モノバンド、マルチバンドの制作でも、キャップハットは優れた、小型化の方法であるが
製品には成らない。 簡単なはえたたき形状なら良いが、当方の様にハットが向かい合う
形式は制作後設置するのは一人では無理であろう。
当方の場合は、設置後ハットを取り付けた。
低い位置で設置し、あげていくことなら可能であろう。
個人的な趣味で行うアンテナなのでワンオフ(一品料理)として制作するにはおもしろいし、
成果も期待できる。
現在14MHzで2エレも制作した、 T2FD比でSが5〜6(VK受信)の相違 FB比15db
大変満足している。
7MHzはほぼT2FDと同等 現在7MHzを2エレ実験予定。
(T2FDは全長20m)
なお、垂直アンテナはヘリカル巻き(間隔2cm前後)にすると、効率には影響を与えない様である。
従って80%程度の短縮が可能である。
メーカー製のアンテナを買うだけの財力が無い貧乏人は作るしかないが、ろくな設備が無いのであるから、
大きく重たいアンテナは所詮無理何台。
「コイルを使えば帯域が狭くなり、リニアを使えばマッチングが面倒、両者、雨が降れば
訳のわからぬ周波数、IMP変化(へんげ)あり意味不明。
挙げ句の果てに意識不明。 」
とはいうものの、やはり強い電波が発射できるアンテナはいつかは造りたい。
そんな思いで作り続け、
6年の
難行・修行の果てに、キャップハット方式にたどり着く、 秘伝の書である。
その他
はやりの小型アンテナは特別な理論で動作する等のうたい文句の物もあるが、実際にこさえて見たが
再現性が悪すぎる。
3種制作したが、すべて、給電線の長さに強く影響を受けた。
これは給電線もアンテナに成って居る以外考えられない。(小生の知識では。)
確かに、それでも動作すると言えばそれまでであるが、給電線がアンテナに成るなんて 小生のアンテナ作りの
中にはその発想はない。
給電線は給電するだけで、任意長に決まってる。
調整はアンテナだけにしたいし、 給電線の長短で調整など数世紀昔の逆コペルニクス的 古典アンテナである。
貧乏人に古典アンテナは不要で買う余裕もない。 なけなしの銭をなくさないために自分でこさえましょう。
中央が7MHzのハットアンテナである。 釣り竿の先端に
100g程度のハットが付いている。
線材による影響
1mmの被服線(塩ビ)と0、9mm銅線での比較では、裸線は雨に寄る影響が大きく
2elの八木で20kHz共振周波数がDOWN した。 被服線では認められなかった。
2011/11/12
現在のところ、キャップハット以外に
効率の良い短縮方法は発見できない。
50%以上短縮し効率と帯域幅を
落とさない方式を探る
銅線 0.8mmφ
ロングワイヤーにATU(オートチューナ)はもうやめよう。
あまりにも寂しいではないか!!
50%短縮ぐらいなら研究しない。 波長の10%程度で性能を
落とさないのが本当の短縮アンテナだ!!
(これは、鉄線を使ったためで、被服銅線でもヘリカル巻きにすると雨の影響を受ける。
鉄線はIMPを持ち上げるので誘磁率の影響が少なくなるが、効率は低下する。)
3.5 3.7 7MHZ
2017/09/21
チューナ不要の広帯域