ウイスキー
小生は、バーボンはやらない、どうも、バーボンをウイスキーと
呼ぶことに抵抗がある。         
(米国焼酎と呼びたいし、お金を出して飲みたいとも思わない。)

幼いころ、と言っても10代の後半北海道で過ごした。
友人の大きな酪農家のサイロ(牛の餌の格納庫)に入って作業を
手伝ったことがあった。

醗酵したトウモロコシや草、牛達の吐息、息が詰まるように苦しくなった。

バーボンはそのとき嗅いだ臭いである。

そのころ、、
多くは冬、石炭ストーブを焚いていた。  
             しかし、まずしい家では、
        干した泥炭を燃やすのである。

  綺麗な同級生に淡い恋心を抱いていた、
              彼女の家はとても貧しかった。
  そして、干した泥炭を燃やしていた。

  その香りを 私は今も忘れることはできない。

年をとり、浮き世の辛辣をなめると 同じくして酒も覚えた。 
              そして、それに おぼれかけたとき。

一本のウイスキーに出会った。

その香りは、
あの子が真冬、手袋もせず運んできた、あの泥炭(でいたん) が燃えて 
     
     醸し出す香りなのである。

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ウイスキー雑学として (あくまで記憶の範囲で。)

小生の記憶では、
原酒 (モルト) 同士を混合するのは バッティング 
           
原酒と雑穀酒(グレーン) (麦以外の原料で造る酒)の混合をブレンド
           と言っていた様に記憶している。

ちなみに、ヨントリーという会社は 原酒を造っていないが輸入した原酒を貯蔵して、バッティング
や、ブレンドしてうまい酒を造るらしい。
(ブレンドが主体と思う。)

三日 ウイスキーは今も原酒を造っている。 (と思う。)
今でもそうなのかは 小生には不明である。 二昔前頃の記憶である。

 酒は個人的な趣向なので、小生がうまいと思うのがうまいので、
 どなたかがうまいと言ったところで、鵜呑みにするほど
 愚かなことはない。
 真空管アンプとICアンプの音の違いがわかる人とわからない人の違い
 の様なもの、計測器ではかればICアンプの方が電気性能は良いが
 人間は機械ではない。  情緒が判断の大半を占める動物なのである。

 そんなことを思うと宣伝広告で情緒を醸し出すのは、ヨントリが上手なのかも?

 小生は、古い記憶から醸し出す情緒で 酒を判断しているにすぎない。

  小生はヨントリーウイスキーはもらっても飲まない。
 例の初恋の香りが無いからである。  今は年金生活であるから、二番目に好きな
 三日ウイスキーの
 シングルモルトなどとても高価で飲みたくても飲めない。(もらったらうれしい!)
 ひたすら、焼酎に染まっている哀れなのんべいなのである。

 古い記憶なので責任は持てないし、
 メーカー名は仮称であるから、実在の会社ではない。ご判断は個人にお任せする。
 皆様、どうぞいろいろな 酒を飲んで、自分に会ったお酒を探されることを祈ります。
 
 ただ、最もうまいと感じるのは オールドパー である。
 これを飲むと、青春時代が 香りの中から 飛び出す。 あっという間に飲んでしまうので
 今は、買ってもらえない。 くたばるときこいつで、酔っぱらって三途の川を
 わたりたいものである。




 

エッセイ集にもどる。

本当の