デルタループ(正式版)

先月まで正三角形のデルタループを使用していました。
強風の為にエレメントがこんがらがり、直すのも面倒なので、一般的なデルタを制作することとしました。
勿論 2エレメント とした。

実験的にシングルエレメントを作成し、2日程使用しましたが、あまりの性能の良さにびっくり。
T2FDと受信感度に10db近い差があった。(longPass DX)
全く聞こえない信号が聞こえる程の差。シングルでも充分高性能だが2ELをめざした。
T2FDも決した受信感度は悪くない、何せノイズが殆ど無いので、良く聞こえる。
比較用アンテナとしては最良と思う。

コンセプト
@  5000円程度しか無い。
A  重たいと屋根馬が持たない。
B  全体の大きさは21MHz程度の大きさとする。
    風の強い日に枕を高くして寝るため。
C  現在のアンテナより高性能
    現在は正三角形2EL
D  制作日数 2日以内
E  調整 無期懲役同等=暇つぶし用に必要

以上のコンセプトからできあがったのが右の写真のアンテナです。

このアンテナの解決した問題
@  クロスマウントが高価
   V型に固定するためのクランプが良いのが無い。
   作るとこれ一個で何千円もする。時には何万円?
A  エレメントをアルミで作っても相当な重さになり
    ブーム、マストとも柔なモノでは持たない。

問題の解決は、奥方の一言

   アルミパイプをネットで購入しようとしたときに、奥方が
   「年金が入るのは、15日よ、その後にしてちょうだい。」

そんなこと言ったって、俺は今欲しいのである。  女は理解してくれない。  畜生!
1日寝ないで、考えた。  確か3.5のアンテナの残骸釣り竿が2本あったはず?
しかし、実測すると3.5mしかない、 まてよ、ブームの残骸のアルミパイプが2m程残っていたはずと
捜したところ、あった。
それを足せば4.5mに成る。   すると大筋で21MHzのデルタのサイズになる。  さらに
足場用パイプと、クランプ(つなぎ金具)が2個少々錆びていたが発見。  これが大きな
ヒントであった。   図を見てください。  こんな強力なクランプがあったのだ!!!!

このクランプ新品で買っても148円
14800円ではない ただの148円
足場用なので頑丈この上ない、勿論人が乗る足場用
であるから、強度は充分あるはず。
自在に回るモノもあるが、これは直交固定
詰まり、90°曲がって固定される。  
完璧にすばらしいデルタループ用クランプなのである。

これに内径40数ミリの肉厚塩ビパイプをホルダーとし
エレメントを差し込むだけの超簡単構造
しかも、上からも下からもエレメントを出し入れできる。
これ以上のモノは絶対にない。
エレメントが落ちないように、ストッパーのボルトを入れる。

MMANA(シュミレーションソフト)に寄れば、デルタループの場合は▽の頂点にローディングコイルを
充分入れても性能に大きな影響がないのである。(詳細は割愛)
計算値では、8.9μHだったが何故か4.4μで同調した。
不思議としか言いようがない。
本体の共振周波数は、地上高1mで21MHzだったが何故か、屋根に乗せたら19MHzに成っていたのである。
しかも計算値は21Mhzの場合は15μHであった。
実測の19MHzで8.9μH
ところが、 8.9μHを挿入すると12MHzに共振、  頭をかきむしりながら、とてつもない時間
コイルをほどき計測を繰り返した。
すると、4.4μHで14MHzに共振することを発見  まー、後は簡単

これができあがった。
と言いたいところだが、此処まで至るに、聴くも涙、話すも涙
ただ、4.4μHにするだけではだめなのである。 後ほどマッチングが控えており、そのためには巻き数が重要な
意味を持ちます。

通常なまぐさな小生は、ピックアップコイル、詰まりこのコイルの上に何巻きかのコイルを巻いて
50Ωにします。  最も簡単なマッチングトランス。
しかし、口径の大きな塩ビパイプで巻くと巻き数が不足して、ピックアップコイルが1回転以下に成ってしまいます。
これでは、制作が不可能。
実験の結果  20巻き以上ないと ピックアップコイルの巻き数2回転で50Ωにできない事が判明。
理由はよく分からない。 雪降る中の涙ぐましい努力の結果です。
この記事を読む方は何と幸せなことか  くやしい!!!!
最適な直径は21mmです。 それにACコードを単線で、22巻きです。
調整は?
これはまた、涙ぐましい努力のたまものなのだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

1mmの古びた銅線は微調整用
である。
共振周波数の微調整はこの銅線で行う。

地上高1mでの試験

やっと完成

問題点・・・・・・
調整途中で雪が降り、とたんに100kHz周波数が下がった。
ローディングコイルを外し、室内にてRF−1(測定器)で計測したところ、コイルを手で覆うと
0.1μH程変化した。
おそらく、誘磁率が変化する為と思われる。  水は透磁率が80 空気は1であるから
当然と言えば当然、対策としては、塩ビパイプをアルミ缶で覆う事とした。
メーカー製のトラップは全てアルミで覆われている。  これは、雨によるインダクタンスの
変化を抑える意味の方が大きいのである。(と思う)
雨がふって共振周波数が下がったのでは売り物にならないのである。
(昔は国産のメーカーが全てそうだった。)
計測したところ、0.01程度の変化に落ち着いたが、エレメントをビニールテープで巻いたのも
問題だ、釣り竿の劣化を防ぐ意味があるので、痛し痒しであきらめることとした。
従って、雨の日は1ELとなるが、そのうち何とかすることする。
アイデア・・・・・・・・・・・・
アルミ缶を貼り付けた上に、銅箔テープを一巻きし、単線を半田付けし、ブームにアース
することとした。 これにより、より雨の影響を少なくできるはずである。
現に、この線を手で持ち、コイルを手で覆ってもインダクタンスの変化は皆無になった。

黒テープの部分は、銅箔テープが巻いてある。
SWRは14.135MHzで1.1となっているが、ピックアップコイルなので当然なのである。

調整のこつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
手順
始めに反射機の共振周波数を調整
最高利得は計算から、14.15MHzに成ったときなので、放射器にダミーを入れるか
エレメントを外しておく、後に調整用の銅線を増減し 14.150MHzに共振させる。
  注意点・・・・
   ローディングコイル収納塩ビパイプにアルミを巻いたので、外からコイルを巻いても
   計測できない。 放射器と同様にピックアップコイルを付けなければならない。
   ディップメーターで計測する方法があるが、正確な周波数を計測するのが難しい
   ため、これをすると楽である。
   また、調整用の銅線がふらつくと、共振周波数が変化するので、しっかり固定する。
   余った銅線は上絵のごとく巻いておく。経年変化で微調整が必要になる。
   下の絵が反射機のローディングコイルである。  全て塩ビパイプ。





少々込み入っているが、調整途中であるため
ご容赦の程。
制作後雪が降らないので、影響は不明だが
雨の日は、1ELで我慢する覚悟なので
今後は、晴天の日に、利得、FBの調整に専念する。

調整 & 改良・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

はっきり言って、ビニールテープでのコーティングは大失敗でした。
テープの隙間に水がしみこみ、何時までも残る。従って
共振周波数は下がったまましばらく続いた。
 全てと取り除いた。

防水用の塩ビパイプBOXもどうも挙動がおかしい。 雪が降った折りに
やはり変動が激しい。  HL2DC(リーさん)からお聞きしたPETボトル
に変更した。  彼が言うには塩ビパイプは導電性の成分が使用されていて
高周波に良くない噂があるとのことでした。
現在2日雨が降らないので、その後変動は検証できないで居る。
 エレメント間隔を4mから、2.5mに変更。

前後のエレメントが影響しだしたので やっと調整ができる段階になった。
どうも欲張って、最高利得を追求したせいで、とんでもない寄り道になった。

たった、0.数db欲張った報いなのである。

当方の調整方法は、T2FDと聞き比べてフロントとバックの差を
時間をかけて行う方法にしているので、時間がかかる。

出発点は、反射機を14.00に共振させてから徐々に反射機の長さを
変化させ最高点を見つける。
あくまで、利得中心としています。

現在の所、反射機の中心周波数14.038、輻射器14.150で利得差はSメーターで
平均5個である。
FB比は3となっている。  今後調整は進めていきます。
2011/02/16現在。


ローディングコイルの安定化

結局、boxをPETボトルに変更し防水は完璧になったが、今度は内部温度が異常に上がり
コイルのC成分が大きく変化、今度は周波数が上昇に転じた。
密着巻きの罰があたったのであろう。  メーカーは皆スペース巻きなのである。

透明なボトルなので、温室になったらしい。(想像)

もう、パラノイヤ(精神障害)になりそうである。
体調も不調に成ってきたので、スノボに行ってリフレッシュ。

フルサイズに変更することにした。
フルサイズはでかい、とにかくでかい、看板としては最高だが、クランプなどは
拭きちぎれんばかりに締め付けないと、エレメントが強風でおどりだすのだ、
別に回るだけで壊れもしなかったが、胃に悪い。

心配な方は、クランプに穴を開け貫通ボルトで固定をおすすめする。
特に、ブームとマストの固定。


2011/02/17〜18完成

フルサイズ並びに短縮の詳細へ

  フルサイズの▽アンテナのすごさは、すさまじいモノがありました。
T2FDでの受信で全く何も聞こえない状態からSが7個ふれる。
このすごさは体験して頂きたい。 八木の多エレメントは使った事が無いのですが、
40年間運用した経験から、多分こんな感じなんだろうと想像します。
DPでどう逆立ちしても聞こえない信号があるのです。  しかも、JAがパイルしている。
JAから送るリポートは59。
今までは、宝くじが当たればおれだってと思っていました。  しかし可能なのです。
タワーを持っていないあなた&わたしだから可能なこと
詰まり、調整が可能だからです。
貧乏人は暇だけが財産です。  調整ぐらいできるはず、リッチマンと同じ土俵では
八百長以外勝ち目はありません。 ここは、ありんこに成ったつもりでこつこつ、調整に
いそしみましょう。  そして聞こえなかった信号を捕らえてください。

このアンテナの調整はタワーの上ではできません。 悔しいが、高所作業車を使えばできます。
リッチマンは、それよりyagiのエレメントを増やすに相違ありません。
その隙に ▽を作りましょう。

2011/02/16更新

フルサイズ並びに短縮▽の詳細へ

このANTは不思議なANTである。
シュミレーションでは、▽も△もほぼ同じだが、実際は大きく違う。 何故なのかは小生程度の
知識では皆目分からないと言うのが真実。
ノイズキャンセラのおかげも少しあるが、どう太刀打ちしても聞こえなかった信号が聞こえる。
パイルにも参加できる。(100Wsでkw+5ELに勝負するおもしろさ!!)
高い鉄塔の上ではこの高性能を発揮するための調整は不可能、(1cmきざみカット)
貧乏人の屋根馬の上でのみ、この性能を発揮できるからおもしろい。
神様は公平なのである。

フルサイズ 完成版

園芸用アルミ線でスタブ

始めに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アンテナは計算値の数値ではありません。
現にDPは低くすると利得は上がるが真上に電波が行く。 垂直は利得0であるが
高性能なのである。
確かに、フルサイズの八木の多エレメントはすばらしい性能で、 しかも無調整である程度の
性能を発揮する。 だが設置するにタワーが必須で高額である。
これはお金の問題のみに終始する。パワーも同様、多ければ遠くに届くのは計算通り。
神様は貧乏人用にちゃんとすばらしいアンテナを用意してくれているのである。
お天道様に感謝してから、このアンテナを御作りください。 2dbは御利益があるはず。

ブームの耐回転モーメント用強化

7MHz(正式版) 短縮デルタループ

門外不出の調整の極意 一子相伝

2011/02/27現在のデルタループ&ETC

21MHzシングルデルタループ詳細

デルタループはでかい!!
金がかかる! 調整が面倒!

世の中進歩する。 足場用クランプが148円で買える時代に
成りました。
エレメントをアルミで作ろうが、針金で作ろうが、このクランプ
2個あれば完了。
いとも簡単にデルタループができあがる。