21メガヘルツ用デルタループ  シングル

7MHzはV型DP ヘリカル&リニアロード 全長14m  14Mhz 2ELデルタフルサイズ
21Mhzシングルエレメントデルタループとなっている。

シングルループの難しさ!!

なんと言っても
IMPが100Ω〜150Ωに成るところ。
ローディングコイルを入れれば、ピックアップコイルで
簡単に解決するが、このアンテナの特長である広帯域性能が
失われる。 従って今回は あえて、IMPマッチングに挑戦。
最も簡単に解決できる方法を探った。

多エレメントの場合はIMPが低いので、ヘヤピンマッチや
スタブマッチが簡単にできるが、IMPが高いアンテナには使えない。
一応、ヘヤピンも実験したが、200Ω以下には成らなかったの
である。

結論を急ごう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
(ここに至るまで2日考えたが ・・・・・・。)

アンテナ材料 ・・・・・・・ エレメント支柱 釣り竿・ 5.4m投げ竿 リール取り付け金具付き
                ホーマック(ホームセンタ) 1本 1980円 × 2
ホルダー・・・・・・・・・・・・ 外径40mm塩ビパイプ1m
                ホーマック           1本     760円
足場用直交クランプ・・・ 48.6mm用          2個      @148円
銅線・・・・・・・・・・・・・・・ 0.9mmφ 40m                780円  

そのほか、コイル用アルミ線2mmφ 30cm位 塩ビなどのパイプ10〜20φ 30cm
ギボシ圧着端子2セット(オスメス)

投げ竿を使った為に、調整は至って簡単、16mに切った銅線をラインガイド
           
           ← ラインガイドとはこれ





に通して一方を固定し、もう一方を
切り刻む そしてSWR計で都度計測 希望周波数でSWRが最低となる様に切る。
ただし、どんなアンテナの作成でも、切ったモノをつなぐのは大変なので、給電線をつなぐまで長めに
すること。   設定周波数は20.8Mhzにすべし。

この周波数でIMPマッチングをとるのがこつです。
LCマッチングの場合は、希望周波数
付近でマッチングをとった後に最終的に希望周波数にエレメントを
切り刻むのです。
ループの場合は、バランは無意味であるし、損失になるので使わないから
何処までがアンテナか線かできあがるまで不明、アンテナに聴いてくれ状態、従って最終的には
TXのところのSWR計で調整するのが、極意である。
それ以前はアンテナ直下での計測となる

マッチング回路:装置:機工 等呼び方は自由

50Ω等好きなモノを使用

実際の装置

ドライバーの持ち手部分に9回〜10回程度巻いたコイル
と、コンデンサー用の同軸(何でも良い)1m
同軸はどんなモノでも1mで150pF(RG58U)にはなる。

心配性の方は1.2m程にして切り刻むこと

空芯にしたのは、雨の際にLの容量が水の誘電率で変化
するのを防ぐ為。(実正済)

塩ビパイプに巻くと、パイプに水が付着し影響が無視できな
くなる。

SWRが1.4位まで切り刻んだところで、周波数の調整
写真の様に塩ビパイプにタッピングビスで中継箇所を作ると簡単
で作業がしやすい。

TXにつながる同軸をギボシ端子で接続しTXでフルパワーでの計測をする。
エレメントを切り刻み21.2MHzでSWR1.4にしたら、コンデンサー代わりの同軸を2cm刻みで切り込んで
フルパワーでSWRを1まで追い込む。 同軸コンデンサーは1KwでもOKです。
                      完了
注意:1kWの場合はコイルの隙間を大きくすること! コイルは高電圧がかかるがこの程度でOKと思う。

エレメントの開き角は 好みで決めてください。 性能に大きく影響はしません。
MMANAで確認:角度を大きくするとIMPは高くなり利得減少(0.5db程度)角度小で利得UPだが帯域は
狭くなる。
デザインで選ばれるべきと思います。

この写真の構造をしっかり詳細までよく見ればお分かりいただけると思う。
全体の作りは他のページにあるが おおよそ2時間も有れば完成する。
                                  

全体の構造・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マッチング回路 =おおよそこの程度でOK

水橋チヤート(スミスチヤート)

マッチングはコンデンサー用の同軸を数センチ切り刻むことで行う。
Lはコイル全体の長さを伸び縮びさせ調整はできるが、殆ど、C でトリムOK
いい加減に作っても SWRは1.2まで簡単に落とせるはずです。
計算値では微妙ですが、現実はコイルのQ並びにCのQも高くないので
鈍感なはずです、 神経質に成らずに適当にこさえてください。




今回は2elの予定であるが、IMPマッチングのテスト
も兼ねるので、あえて1elで試験した。
 2elの方が簡単に調整できるからです。

やはりPCのパワーを利用するとマッチングも
至って簡単 アンテナチューナーに頼り切った
HAMライフから脱出し、HAMを倍楽しもう。

2011/04/21 更新

50Ω地点

Lのカーブ

純抵抗140Ω地点

使用ソフト:MMANA & smith(HB9製)
    どちらもお試しがnetにあるはずです。

手作りアンテナの感動を: SWR計の針が「1」にへばりつく快感!! 
                 マッチング部まで完璧にしよう。

Cのカーブ

赤はアンテナ線

2EL完成詳細 05/01

容量冠は”C”か?

ヘヤピンマッチの謎解き

MMANA 1.7の超簡単解説

旧バージョンには森OM(制作者)日本語の解説があります。

裏技紹介JA6HUQ発見

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