
7Mhz 2EL ハットアンテナ
2011/09/04設置
微調整はこれから。
現時点での性能
地上高 9m FB 10db 程度 利得 T2FD比 S 2 (約6db) 程度
導波器タイプ2el エレメント8m ブーム6m
(T2FDはシングルエレメントと同一性能であることを事前に確認済み。)
ブーム長6mだと、導波器のうほうが、ブロードで調整に手間がかからにのでこれにしました。
(MMANA1.7による計算値)
重量でもっとも重いのはブームです。 FRPブームは6kg エレメントは2kg〜3kg程度です。

ハットは一辺1.4m 2m×4 4mmのアルミパイプ
純抵抗(アンテナIMP) 30Ω
整合 ヘヤピンマッチ
帯域幅 VSWR1.2 100KHz 以上
(実測 帯域幅150khz VSWR1.5)
シングルエレメントの改造です。
だいぶハットの作り方になれたので 午前中ぐらいで完成した。
計測器 BR−200のみ
各エレメントの共振周波数必ず1本ずつ確認します。
(測定しないエレメントは、はずして計測のこと。)
Ra 7.080
De 7.280
エレメント線材 0.8mm 被服導線
ハット外周 ステンレス0.3mmφ 5.6m

釣り竿を途中カットし ハットをつけたところ。
貫通ボルトで固定しています。
釣り竿は全長5.4 780円を4mにカット 中央をステンレスパイプでつなぎ
全長8mにしています。

このエレメント片方で1kg以下です。
中央は14MHz2el

給電部 : 変形のヘヤピン:コイルにしアコーディオン式

De(導波器)のスタブ構造
U字型のアルミ線で微調整をします。
利得は調整によっても大きく変化はしませんが、
FB比は大きく変わります。
FB比をとりたいときは、調整します。

エレメントのヘリカル巻き:固定無し
長年の経験から、ヘリカル巻きの間隔はこの程度だと、帯域幅が狭くならないのです。
固定しないのは、経年変化による周波数の微調整をするためです。
なお、ハットは雨による周波数変化はコイルと逆数に成るようです。
雨による誘電率の変化を相殺します。(理想的)
調整
調整は受信しながらの、T2FDと比較しながらDeのスタブを伸び縮みさせ行います。
地上高が不足するのでFB比はあまり期待できない。
結局、初期設定が一番良い結果となっていました。
Deの調整はSWRにはほとんど影響しないので、Raの同調周波数を調整した後に行えば
簡単に済みます。
特筆すべきはノイズの無さ、近隣から発生するノイズは全くなくなった。
ただし、利得があるので、遠来のノイズは信号とともに増加するが、これは税金なのでしょうがない。
満足のできる結果であった。
※ De=導波器 Ra=輻射器
end
一本づつ制作し、屋根に運び
屋根の上でステンレスパイプにつなぎ
エレメントとします。
思った以上の性能で満足。
今まで聞こえなかった、南米やヨーロッパが完全にQRK5に成った。
もう少し地上高を確保できればと思うが、高所恐怖症の小生には無理難題!!
少々不細工だが、遠目には見えないから
いいのだが、後ほど見栄えは改良するつもり
14MHzのANTはほとんど影響を受けませんでした。
中央のパイプはステンレス物干し竿
内部が鉄のモノはさけた方が良い。 さびる。
安いのは内部が鉄である。
コイルに成りにくいヘリカル巻きを心がける。
コイルになると雨天の周波数特性が悪化する。
テープで巻くのも禁止です。
近隣ノイズは極端に減少した。 T2FDと比較すると
Sで2つほど下がる。 やはりキャパシティハット
の威力なのである。
スタブの調整風景

高所恐怖症の小生にとってはこれが限界です。
毎日の様に調整していますが
HB9CV 変更 2011/11/01
導波器を反射器に変更
結果
HB9は調整の割には、利得、FB比とも大きな変化はない。
反射器は、少々ルーズに造っても 変化は少なかった。
シュミレーションでは導波器がルーズに成るが、反射器は
クリチカルと判断したが、 実験の結果 やはり、反射器がもっとも楽であった。
たかだか、0.5dbを得るために複雑な調整を強いられるのは、高所での作業が増える分
割に合わない。
やはり、一般的に反射器が多いのは理解できる。
導波器はエレメント間隔が十分とれる場合には有効だが、ブームが0.2λ(8m)
程とれないと、有効に働かない様です。 やはり少しぐらいFB比もほしい。
反射器は手抜きの調整には有効なアンテナでした。
※その他
アルミと他の金属を使った場合には接触点で、伝食(でんしょく)で粉(塩)を吹き
接触不良となる、 よく磨いてグリスをたっぷり塗ったが、どの程度効くか今後の調査
にゆだねる。
7メガ2elハット(短縮型)アンテナ
やはり悪魔はいる!!
ここまでお読み頂、 ご苦労様です。
サービスといたしまして、最大の欠点(top シークレット)をご漏洩致します。
はっきり言って、最高のアンテナですが、唯一設置条件があります。
北緯 38° 以南が最適です。 コリアの話ではありません。
ハットに雪が付くと、共振周波数が極端に下がることを発見しました。
強度的には問題が無かったが、1メガも周波数が下がった。
ハットがあなたと同じように、メタボになると、突如この現象がおきます。
現在、対策を思考中 14MHz2EL GP ともに確認されました。
さすがにGPは1MHzとまで行きませんが 500Kcは動きました。
雨では問題ないのですが、おそろしや自然界 一体どうすれば良いのであろうか。
次回に持ち越しと 相成りまする。 とほほ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
なお参考まで 38°は宮城県白石市 高速道路に標示があり、また
コリアではイムジン川となりまする。
3012/03/10 変更→ 1 EL に