ステレオアンプの魍魎(もうりょう)流言飛語

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音響の世界は特に この魑魅魍魎や流言飛語大手をふってまかり通る世界!!。
何せ情緒を感じさせるシステムであるために、その材料に事欠かない。


昨今、真空管の機器が繁盛しているが、真空管のアンプとICのアンプを
諸レベルを全く同じにして切り替えてもわかる方は皆無だ。

この実験はいろんなところでやっても同じ結果だ。
真空管アンプは測定器で測るとわかるが 人間の耳で聞いてわかるものではない。
ましてや、コンデンサーやら配線コードを交換すると音質が変わるといった
類の話は 少々できすぎである。

無線をやってるわたしはSWR(スタンデングウエーブレシオ)という数値を恐れる。
それは アンテナの不整合や配線間のIMPの非一致で現れる。

中継する線材の長さが信号波長の100分の一を超える場合だ。 オーディオの信号の
波長は数キロにもなる。はっきり言って100m程度いい加減な針金でもいいのである。


アンプなどはスイッチ一つで切り替えが可能だが カップリングコンデンサー等
スイッチで切り替えるための配線だけで下手すると大きく音質が変わるだろう。

これらの現象は医学界では プラセボ または ぷらしぼ つまり思い込み
の効果による。

それが悪いかいいかは別問題で 人間が使う情緒マシンなので全く問題はない。
それでいいのであるが、いかにも耳で聞いてわかるような印象を与えるプロパガンダ
が少々 はなにつく。
どこかの薬の宣伝ではないが 端に小さく個人的な印象と書くか、
もし、あなたが測定機ならわかると書くべきかもしれない。
測定器でもわからない 金メッキなどは 情緒的な性能と明記すべきかな?

先ほど真空管とICの話を出しましたが
音響などの増幅システムでは直線性 リニアリティ が問題になりますが
それは、機械同士のやり取りの話で
人間が間に入っても 100分の1以下のひずみを認識できる人間は皆無。
したがってひずみ率が10%の真空管のきかいでも人間に判断はできないのが
現実でどうでもいいのである。 したがって未だに真空管という
魍魎が妖怪が住む世界が存在できるのである。

悪く言ってるのではない、
真空管のヒーターの淡い光と少しひずんだ昔の
ラジオの音は情緒マシンとしては最高のものである。


だが、
すんばらしく音質が良いなど情緒を無視したPRには反吐が出そうである。

また、出力についても100W だの 50W だの無理して真空管が焦げるほど
あっためても 実際にその出力のアンプを最大にして聴ける環境をお持ちの方は
どれほどいらっしゃるか?? はなはだ疑問である。

小生は田舎暮らしで自宅の敷地で600坪あり ぼろ小屋の付近に住宅はない
しかし、100Wのアンプをフルにならす奥方からクレームが出る。また、
100m先でも聞こえる。 したがってフルに動かしたことがない。

自室で聴くには 0.2W で十分なのである。








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南蛮 渡来のナス管しか食わん。
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