半年間で制作してデルタ

比較対象は13m(給電部)hのDPと比較した。

めんどくさいので結論のみ

給電点インピーダンスの変化が若干有るが、利得等の違いが無いことが判明した。
1・DXには非常に有効。
2・ノイズはすこぶる少ない。

上記の内 14・7・21は2elまで行った。(全てAの形式で行った。)
mmanaのシュミレーションと良く一致した。
特に、3.5・7のアンテナは底辺が1/2λに同調したDPを制作(ヘリカル巻き10m)
とし斜辺などは14アンテナと同一である。
従って、全てのアンテナが14デルタと同一サイズ程度
になる。

@

A

B

マッチング回路

エレメントの全長を短めに制作し、底辺中央に下図のコイル挿入し
コイルの上に数回のコイルを巻くリンク方式。

3.5cmφ20回程度(10μH 7MHZ用)
上下中央部に挿入した。

3.5MHZの場合は60μH程度だった。

何と、どれでも同じだった!

固定概念

逆三角型がデルタループで最良の形と思われていたようだが
そうではないようであった。
従って、制作に莫大な費用労力の必要な形状は避けるべきである。
また、2el以上の多エレメントは工作労力が報われそうに無いの
でやめた。

やめた事由

上記の他何本か制作したが、殆どがシュミレーションと合致した。
多エレメントをシュミレーションした結果、利得を大幅に増やすことは
可能だが実現不可能と判断される。
それは、許容範囲があまりにも狭く、その範囲をはずすと、全体の
バランスが一挙に崩れ、2elと同一又は、より悪く成るのである。
アンテナを地上高く上げて(私の場合は低いが)これらの数値に合
わせるのは相当な日数を必要とするし、経年変化など考慮すると
滞空時間でギネスブックに載りかねない。

しかし

2elのデルタの制作の容易さと性能を現実に体験すると、そのすばらしさは
私たちが知っている全てのアンテナを凌駕すると断言できる。

唯一、貧乏人がミサイル(ビックガン)に打ち勝つためのウエポンとなりうるで有ろう。

モノバンドだがインピーダンス
の概念を忘れてしまったほどの
理想的で簡便なマッチング方式

このおかげでマッチング方式で
悩むことは無くなった。
(良く眠れる・酒のおかげかも)

巻き数を変えれば何でも
マッチング:何故だろう!?

勿論バランなど無し

調整

ピックアップコイル代用の銅線をコイルに巻き付け
計測します。
同調点・IMPなどこれ一つでOK

<2el以上のデルタの調整>
まず、シュミレーション結果を信じましょう。

1、
2つのエレメントを展開し、アナライザーでざっと
広範囲の周波数を調べると、ディップ点が2カ所
以上あれば、アンテナの長さが大幅に違っています。
どちらの周波数が正しいのかはっきりいって、わか
りません。
たいがい、ここで、罠にはまり、適当にごまかすこと
になります。

2,
あきらめず、導波器の共振周波数をはかります。
他方のエレメントはおろします。
(Qダンプ抵抗ではだめです。)
目的周波数より50khz〜100khz上にします。

3、
次に、反射器のみ測定。
(導波器はおろします。)
反射器は目的周波数より、若干低め50〜100khz。
そうすることによって問題は解決できます。
2つのエレメントを上げ測定します。
すると、共振周波数が1カ所になります。
反射器のエレメントにつけたスタブで、とりあえずSWR
を下げます。
シュミレーションではSWR1.03になってますから、

4、
後は簡単です。
共振周波数を目的の周波数に合わせるために、両方のエレメントを同じ長さだけ増減させればOKそのための工夫が下記の仕組み。後で好きなだけ調整できるようにします。
2elとも同じ仕組み。

実験用アンテナ群

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実験アンテナ群へ

逆三角のふつうのデルタループに、yagiのエレメントが2本つけてある。  20m 15m(正三角) 40mデルタ(正三角)

デルギはすばらしい性能であったが、何せ
風に弱いのが欠点。
台風がくる前に実験終了した。

   ★すべて釣り竿製である。

3bandデルタループ完成

バランについて

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2011/05/2 研究成果

アンテナの素材(釣り竿)の進化により、逆三角の正式版の制作が容易になり
かつ強度的に問題が無いので全て変更。
安価に、しかも充分強度の持てるものになった。

現行のデルタ

現行のデルタ

2008/10/21

2011/05/02