DC-DCの活用

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めったにないが 正体不明の古い真空管でアンプを作る。
または、プレート電圧を VR一つで自由にコントロール
固定バイアスの電圧も自由に!!

こんな夢のような要望をかなえるのが 昇圧型DC-DCだ。

下に掲載されている DC-DCは小生がもう4台も使ったもので
最大±390Vの100mAとうたい文句だ。

じっさいには使用している環境は最大約 250V 40mAです。

真空管の設計も動作表に沿って設計されますが、実際に組んでみると
音が変だったり、ひずみが多いなど設計通りにはいかない場合がほとんど。
特に小型のアンプは最大限近くで使うことがおおいので
ひずみ等気になるともう聞いてられなくて、しまいには作り直し・・・・・・・。

こんなことも繰り返していましたがこのDC-DCを使ってから自由にプレート電圧
電流も音を聞きながら調整できるので失敗という概念が消え失せました。

気づいたこと

アンテナも、真空管アンプも一緒で 完成後のトリム(微調整)は必須ということ。
小生は12A という真空管から使いましたが 制作例がほとんどなく適当に
組んでから、プレート電圧と固定バイアスの調整を数回行っただけで
最高の性能を出すことができました。

大出力のDC-DCは安価なものがありませんが小型のアンプなら十分
DC-DCを数台利用すればもっと大型のアンプでも大丈夫でしょう。

現在解決できない問題点はこのdc−dcを使ったアンプを同一電源で
数台連ねると、

ハム音が入る。 同時に電源を入れなければ問題はないが、グランドの
電位差なのであろうが、12V電源を他からとれば問題ないことから
アイソレーション(分離)の問題であることはたしかなので
そのうち解決しようと思ってます。

何せ軽い し 1400円という値段も十分コスパはよい。
ヒーター用には降圧DC-DCを使用 最近のこの手の製品は
発信周波数が100kHz以上が常識(効率の問題)で100KHz
の周波数を聴くことができる耳の持ち主はおそらく地球には生息
していないし、低調波なども小生の機器では確認できない

アウトドア用にも キャンプ 船の利用には最高です。

アマゾンなどで探してみてください

アンプの調整をひずみ計やオシロではなく 耳で・・・動的にプレート電圧電流を
アレンジするために。
アンプは機械が使うのではない 使うのは 人だ!!
自作できるが、400V程度まで上げるには少々面倒でお金と時間がかかるが
中華製のDC-DC を買った方が安いし安全である。
簡易な真空管試験機などにも使えてべんりである。

また、ヒーターとB電源の遅延回路の際もPICでFETを制御しできるので扱いやすい。
リレーなど使った余分な音は聞きたくない。

注意事項
高圧DC-Dcを使用している場合は 他のコントールアンプやプリアンプ
を同一電源から取得ると、ノイズがひどい場合がある 。原因不明です。
ただ、直熱管で発生しています。
アンプと プリアンプ電源は別電源にしてください。