死にぞこないの 感想文

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退院して1年になった。
ICUから脱出し、その後一月ほど治療入院

ICUでは、意識が完全になくならないように、醒めたり、昏睡したり

を繰り返したらしい。

その間、多くの夢を見た、というより、自分が死んで、葬式をしたいる

場面等今までの人生でで見たこともない夢を見させられた。

確かに、破傷風という病気は下手をするとくたばる病気であるし
尋常な入院ではない。、

多くの夢を見た、恐ろしいものから、愛に満ちたものまで様々だ。

いまでも、鮮明に思い出すことができるから不思議だ。


夢の話は別途書きたいが、そんな死にぞこないの経験したのち、つまり現在世の中の見方が
どうかわったか?

自分の死に関する恐怖はそれほど強くないが、他の生き物や、人の死に関して
その死の中に入って考えることが可能となってきたことに気づいた。

変な表現だが、死後の世界の一部を小生も疑似体験したという変な自信がどこかにあり
理解できるような気がしてならない。

また、生き物を殺すことができなくなった。

狩猟や、釣りを長い間やってきたので、今では嘘のように、全くと言っていいほど
生き物を殺すことが嫌になった。釣りは今でもやるが、なるべく魚に傷をつけないよう
細心の注意を払っている。

人間は自分が死にぞこないにならないと、死と生 について確たる評価ができないのかもしれず
多くの方は、そうなる経験なく あの世に行くと思うと、小生などえらくいい経験をさすぇていただい
たとお天道様に感謝する。

こんな話も、ふと、書きたくなるのも病気のせいなおかもしれませんが・・・・・・・・。


2017/10/15
1日 3錠飲んでいた ロラゼバム(抗不安剤)を2錠に減薬ほぼ成功 徐々に時間をずらす方向で
うまくいったが、かなり苦しんだ時もあった。