シュミレーションと現実は?

こんなアンテナは、現実問題として正確なシュミレーションし建設することは不可能です。
勿論、MMANAで書けますし、計算もちやんとできます。
しかし、計算するのに入力した情報を正確に実現することは不可能です。

だから、計算機は役にたたん!!

しかしです。
これをシュミレーション無しで作るのはもっと困難です。

現在、私が作った左のアンテナについても現実には、ただ動作
するだけにすぎません。
14MHZについては、ほとんど完璧に近いと自負しています。
しかし、他のバンドについては・・・・・・・
頭をかきむしりたくなるほどです。


シュミレーションでは、完璧に動作することになっています。
しかも、かなりの高性能なはずです。
シュミレーションが理想なら、現実は地獄です。
地獄のなかで、もがきながら、はい上がるしか無いのです。


理論は現実と対比し、修正されることにより、より現実にちかい
ものになります。
しかし、現実には大きな間違いが隠れています。
これを「瑕疵」(かし)といいます。
その、瑕疵をみつけだすには、シュミレーションは重要な役目を
します。
これは、現実に制作して気づくことなのです。

計算値と、現実の値との違いは大きくありません。

もし、大きな違いがメーターに出たなら、そこには必ず「瑕疵」があるのです。
PCの入力ミスか、結線の間違い、断線等です。
そこから、研究が始まります。そのパッション的な苦痛が無ければ、完成時の楽しみを味わうことは
かなわないわけです。
ビールをうまく飲むには、汗をかかなくてはなりません。
サウナでも良いかもしれませんが、よりうまく飲むためには、工夫が要ります。

大げさに言うと、そうやって、日本の技術は向上してきた訳ですね。
私は、こんな遊びが好きなだけです。
仕事は、食うために必要なことですが、遊びは生きるために必要なことです。
両者が一致すれば天国なのですが、そういった環境の方は至極まれなことです。
この遊びのために、屋根から落ちてくたばりたくはありませんが、事故でそうなっても悔いはありません。

このページは今後充実させます。

ご期待ください。

少々堅い話になりましたが、皆さんも、遊びには命をかけて遊んでくださいね。

驚くべき事実が! もう常識は無い?!

シュミレーションは全く新しい事実を提供してくれます。

天高く上がったアンテナの、エレメントの長さを正確測る。

アンテナのエレメントの長さ

mmanaが大活躍します。そう!  共振周波数をはかればOK。
残念ながら、給電点まで上らなくてはいけませんがね。
アンテナのエレメントは素材や、環境で共振周波数が大きく変化します。
従って、必要な共振周波数をあらかじめ、mmanaで計算し、計測します。
上の例では、エレメントを計算の長さで切るのではなく、上空につり上げた後に、切り刻む方式で
シュミレーションに合わせます。
この方法以外ではアンテナは無意味になります。
必要な物は、物理的な長さではなく、電気的(電波的)な長さなのです。

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