バタフライ効果
競馬で言えば
戦績や年齢、馬体の情報、馬場の情報、気温、湿度  確かにもっともな情報の収集であるが
とてもでは無いがそんな情報で確定はできない。

馬体について言えば、全ての細胞の情報が必要、馬場で言えば全ての砂の粒の大きさと配置
砂の成分と分子構造などが必要、だがこれだけではない。
空気の密度も必要、切り無く無限に必要となる。  
それを計算機にいれれば瞬時に計算 貴方は大金持ちになる?  いやいやそれだけではだめ
馬の蹄鉄がひと踏みしただけで情報はとてつもなく変化する。  どうやって調べる?
計算するのは不可能なのである。  モノの変化(エネルギーも含め)は入れ子構造になっている。
一つの情報は内部に多くの情報を含んでいるが、内部の情報が少し変化しただけで全体の情報も変化する。
仮に温度が変われば湿度も、すると風も吹く
多くの場合、自然は平均に回帰すると言う迷信を信じても大きくちがわない。  しかし 時として自然は
その本能を表すのである。

自然・野生は平均に回帰する様に見えるだけで、
正確に言うなら同じ事を繰り返さないのである。  どんなに科学が発達しても
自然現象は人間が予測可能にはならないのである 。
このことは実証済みの事実である。

科学方程式に間違いはない、ニュートンの力学もアインシュタインの相対性理論も正しいといえる。
だが、チョウチョがどこにいるか分からないし、どのぐらい、いるかは神以外知らない。 
宇宙空間といえども、何もないわけではないし無限大に広がる。 この地上にはチョウチョが
無限に近くいる。  

大きな物の動きは慣性(惰性)で急に大きく変化はしないが、将来どうなるかは
無限に飛び回るバタフライ(宇宙のちり)が運命を握っているのである。

  自然現象の
正確な未来は絶対に予測不可能なのである。
  小さなサイコロも同様。 次に出る目の予測は100%当たりにならない。
  コインの表裏も同様 二つに一つの事象さえ予測できないのである。 
  せいぜい私たちに出来ることは、神様の居ない方を向いて、確率と言う数値で
  ごまかすのが、精一杯。
  それでさえ、その数字は悲しいことに
  実験と完全に一致しないのである。 コインを投げて実験すればすぐに分かる。
  やればやる程完全に50%に成らない運命なのである。

だが、悲観することは全くない
   私たちには直感という本能が与えられているからである。
             この直感が未来を予測可能としている。
      多くの地球上の生物は、この直感のみで生き続けているのである。
      人間だけが、野生生物が使わない機械を使うが、災害の予測など、この野生動物に
      劣る?
      野生動物が唯一直感で予測できないのは、機械を使う人間の行動のみである。

−−−−−−−蛇足−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
     この直感! 月光仮面 スーパーマンと一緒で あることは誰でも知ってる。
        しかし、どこにあるか?誰が持ってるか? どうすれば手にはいるのか?
        誰も知らない。

            直感を得るには 自らを信じる以外その方法は無いのだが、
            流行歌のように、
            「 悲しいのは 自分を信じられないこと 」 。
             何故なのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
            
         



                            備忘禄として  2011/07/20 改訂

コンピュータの限界を表現するのによく使われたり、
予測不可能な現象を説明するのに使われます。

世界中何処でも良いのですが
夏の暑い日にチョウチョが一飛びすると、羽ばたいた時、空気が
かき乱される。
それがやがて、大きな低気圧になり、やがてハリケーンや
台風になる。
さて、台風の発生を予測するには、全てのチョウチョを監視しなくては成らないが、
それは可能か??。

人間と違って、計算機は間違えないが、与えた情報以外を判断材料に使うことは無い
だが、予測はあたらない。 
チョウチョが多すぎるのである。 その原因はバタフライ効果という。


カオス(混沌)理論がこの問題を解決できると思われたが 自然はそれほど
単純ではなかった。 その証拠に未だに超高額な機械を使っても天気予報
は猫よりちょっとマシな程度にしかならない。 特に長期予報は典型。

逆バタフライ効果もある。

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